一部?だが、なかなか面白いです
本書は内容的に2部構成になっている。前半が若いフィリピーナとのセブでの暮らし。後半がフィリピンパブでの遊び方指南。著者がどうしてパートナーを見つけたか、なぜ口説けたか等々パブでの上手な遊び方が詳しく書かれている。所々、疑問に感じる箇所もあり、まぁ一言一句大まじめに受け取る必要はなく、そういう個人的体験もあるということだろう。だが、ジョリビーをジャリビーとかジャビリーとか書いたり、「フィリピンの幼稚園は、年間3万円の月謝がかかり・・」とかやや分かりにくい表現も多い。また、何気なく3週間の滞在との記述があるが、アパートは年間契約が大半の筈だ。どうなっているのか分からない。それに「ノービザでも無期限の滞在が可能」とあるのは明らかな間違いではないのだろうか?21日間の期限が切れてビザを申請しただけとちがうのだろうか?さらりと書いているのでよく分からない。さらにパートナーが「日本人でも拳銃を買えるよ」というのも間違いでは?いろいろ気になる箇所はあるが、まあ面白い本です。私が担当編集者だったら、テーマを絞り込むようにいうだろうなぁ。前半部分をもっとふくらませられるはず。で、後半は別の本にするな。
現地発!! おもしろい本です
フィリピーナと一緒に暮らす著者が書いたフィリピンでの 日常生活についての本。アパート代、遊興費などのお金の話や 「どのようにして遊んでいるか?」などなど。 また、日本人が忘れてしまった「家族を大切にする心」を フィリピン人はいまだに大切に持っていることを様々な エピソードを通して紹介している。セブ島での話も面白いのだが、私はむしろフィリピン人の 民族的な特徴や考え方などを著者が実際に体験した エピソードを交えて紹介しているところに面白さを感じた。
フィリピン長期滞在の参考書
フィリピーナを追いかけて現地に長期滞在をしてしまった男の話。 生活するのに具体的な金額をあげているが、日本人として生活するのに必要な額で、現地人として生活するにはかなり贅沢。 著者の金額には信頼性があるが、彼女からの情報は「まゆつばもの」。 肩のこらない本に仕上がっている。
隣の国の人々
フィリピン(セブ島)またはフィリピン人の生活様式や考え方について書かれた、ルポルタージュです。 決して”××暮らし月20万円・・・”といった類似タイトルの、リタイヤメントした方をターゲットにした著作とは、明らかに違う内容です。 フィリピンと日本は飛行機で約3時間半。 改めてその近さに驚く反面、隣国でありながら、その隣国について何も知らないことを再認識させられた著作です。 日本で働くフィリピン人女性たちが置かれる状況や彼女たちの考え方、家族を思う気持ち、その家族とのフィリピンでの暮らしなど、新聞ニュースでは知りえない暮らしを知るとともに、彼女たちの直向きな姿からは、飽食放漫な日本人がオイテケボリにしてきた感性を垣間見た思いです。 今の日本では”オイテケボリ”してきたものが、何なのかすら理解できない世代が増えていることを考えるにつけ、私たちの日本よりも、経済的に貧しいフィリピンの方が、”正しく豊かな未来”があるように思えてなりません。 ただただ、隣の国の人々が、私たち日本人を嫌いにならないことだけを祈りたい気持ちです。 (文中、”大人の味付け”をした文章や単語も有りますが、より現実性を強く表現するものと感じました)
祥伝社
フィリピンでロングステイ (大人の海外暮らし国別シリーズ―ラシン特選ブックス) フィリピンで働く―海外へ飛び出す〈2〉 (海外へ飛び出す (2)) マニラ行きのジジババたち 年金で行ける!海外リゾート生活術 アジア編 カオハガンからの贈りもの
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